素材の力をまっすぐ伝える味わい
CONCEPT
素材そのものの魅力をまっすぐに伝えるという想いを大切にしており、余計な加工をせずに調理することで奥行きのある味わいになるよう努めています。また、空間や接客にもあたたかさを持たせ、肩肘張らずに上質な時間を楽しめる雰囲気を大切にしております。特に、香りや食感にもこだわっており、旬の食材との出会いを通じて季節ごとの喜びを味わっていただけるよう心を尽くしています。
余韻まで楽しめるごちそうの一品
一口で虜になるような、旨味あふれる贅沢な一皿をご用意しております。カツサンドは選び抜いたシャトーブリアンに繊細な火入れを施し、厚みや温度にまでこだわり抜いた一品です。また、しっとり柔らかな肉質にふんわりと軽いパンが重なることで特製ソースが味の奥深さをより引き立てており、余韻にまで残る肉の風味と一体感ある口どけをお楽しみいただけます。
そっと染み渡るやさしい締め料理
土鍋の余熱が時間とともに風味を引き立て、奥行きのある味わいへと変化していく過程が締め料理の楽しみの一つです。さらに、香りと余韻のバランスにも心を配り、最後まで心地よく過ごせるよう工夫しております。そのほかにも素材の組み合わせによって表情を変える一椀は何度味わっても新鮮な驚きがあるため、静かに心に沁み込んでいくような締めくくりをご用意しています。
肉の旨味を引き出す確かな火入れ技
余計な手を加えず、素材の持つ力をまっすぐに伝える一皿を目指しています。例えば、肉の繊維がほろりとほどける瞬間や火入れの加減によって生まれる香りの立ち方にまで細やかな配慮を重ねてまいります。また、味つけも少なめにとどめることで食材本来の旨味や食感が際立つほか、器や盛り付けにも一貫した美意識を通わせ、視覚からも料理の本質を感じ取っていただけるよう心がけています。
余韻まで味わう静かなカウンター
料理の余韻がゆっくりと身体に満ちていくような静けさを大切にしています。木の温もりが感じられるカウンターはわずか8席だけの贅沢な空間です。照明や色彩は抑えめに整え、料理の香りや湯気が引き立つよう設えており、音の重なりが少ないことで一皿ごとの細やかな表情にも自然と意識が向かっていきます。削ぎ落とすのではなく磨き上げるという発想を空間の中に宿してまいります。
